苦手を克服するより得意を伸ばした方が良い理由

苦手より得意

こんにちは!
ブックハックです。

皆さん、突然ですが苦手なことはありますか?
では、得意なことは?

苦手なことが浮かばない人は、苦手を克服してきた人かもしれません。
得意なことがすぐに浮かぶ人は、得意を伸ばしてきた人でしょう。

では、「苦手を克服」するか、「得意を伸ばす」かどちらにより力を入れるべきでしょうか。

皆さんの中には、赤点を取ると補習させられた。受験勉強では苦手教科の方を重点的にやった。
苦手なことで先生や上司によく怒られた。という経験があるかもしれません。

しかし、
社会で活躍するためには、「得意を伸ばす」べきと言い切れます。

書籍「さあ、才能に目覚めよう(トム・ラス、日本経済新聞社)」を参考に、
その理由について解説していきます。

目次

学校の勉強では「苦手の克服」が効率的だった

私たちは、苦手なことに目が行きがちです。

コミュニュケーションが下手だ。手先が不器用だ。など・・・

これには昔から苦手の克服に力を入れてきた経緯があるように感じます。

学校では苦手の克服が正解となることが多かったのです。

  • 勉強、特に受験勉強の目的は、点数を出来るだけ高くすること。
  • 90点の数学を95点にするより、60点の英語を70点にする方が簡単で効率が良い上に点数も伸びる。

60点の英語を70点にする方が簡単なのは、8割の成果は2割の努力によって成される「パレートの法則」という考え方からも理解きます。

8割までもっていくのは早いけど、そこからさらに伸ばしていくのは何倍もの労力が必要です。

つまり、学校の勉強においては、「苦手の克服」が有利になることが多かったのです。

また、苦手を克服するとすごいことを成し遂げたように褒められることも少なくありません。

ニンジンが好きな子供がニンジンを食べても褒められないけど、
ニンジンが嫌いな子供がニンジンを食べたら褒められるでしょう。

このように苦手の克服は偉いことと考える社会通念みたいなものがあることからも、
私たちは、苦手の克服を優先してしまう要因なのです。

社会では得意なことが自身の強みとなる

学校では苦手の克服を教えられましたが、社会ではどうでしょう。

例えば、自分が命に係わる手術を受けるとき、
手術の腕が75点医者と80点の医者どちらに手術をお願いしたいでしょうか。

80点の医者ですよね。

では、75点の医者は昔は手術が苦手で、40点くらいの手術しか出来なかったのに、
弛まぬ努力を重ね、今では75点まで上達したとします。

一方80点の医者の方は、元から器用な方で、昔から80点の手術が出来ましたが、
何の努力もせずに今に至るとします。

どうでしょう。

それでも80点の医者に頼みたいですよね。

自分の命がかかる例だと極端かもしれませんが、
仕事でも同じことが言えます。

仕事は結果がすべてなので、その過程が重視されることは少ないです。

元々80点持っている分野と40点しかない分野どちらで勝負した方が良いかは明白です。

そして、誰しもが80点くらいの得意な分野を持っているものです。

もし、自分は得意なことが一つもないと言い張るのであれば、
「さあ、才能に目覚めよう(トム・ラス、日本経済新聞社)」を手に取って見ることをおすすめします。

そして、得意なことに注力することは仕事の生産性を上げる上でも重要な考え方になります。
下記の記事で確実に仕事が早い人になれる考え方を解説しています。

自分の苦手なことは周りの得意な人に頼ればよい

しかしながら、得意なことだけに目を向けていても
苦手なことに足を引っ張られることはあります。

どれだけ絵がうまい漫画家さんも、
ストーリーを考えるのが苦手であれば面白い漫画は描けません。

しかし、そういう人でも漫画家を諦める必要はありません。
ストーリーを考えるのが得意な人に考えてもらえばよいのです。
実際に原作作画別のヒット作品が増えてきています。

つまり、苦手なことは、他の得意な人にやってもらえば良い訳です

ここで重要なのは、
まずは自分の苦手を把握すること
です。

自分の苦手なこと、得意なことが分からないという方は、米国Gallup社の認定を受けたコーチからストレングスファインダーの診断結果を活用して、自己理解を支援してもらえるコーチングを紹介します。

ストレングスファインダー®を活用したカエルコムニスのコーチング

そして、
苦手なことを自分以外の何かにやってもらえないか探します。
人でなくても良いのです。
例えば、タイピングが遅いのであれば、音声入力を使うなどです。

人に頼るのが迷惑じゃないかなと怖がる必要はありません。

頼られると人は嬉しいし、人は自分の得意なことをやりたくてしょうがないのです。

まとめ

「苦手を克服」するか、「得意を伸ばす」かどちらにより力を入れるべきかを解説してきました。

  • 学校の勉強では「苦手の克服」が効率的だった
  • 社会では得意なことが自身の強みとなる
  • 自分の苦手なことは周りの得意な人に頼ればよい

まずは、自分の得意、苦手は何かを把握することが大切です。
そのプログラムが参考書籍のストレングスファインダーで実践できます。
ぜひやってみてください。

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