毎日夢を見る人は眠りが浅いのは本当?実は夢はたくさん見た方が良かった!

夢を見る

こんにちは!
ブックハックです。

あなたは毎日夢を見ているでしょうか?
最近夢をよく見るようになったけど、睡眠が浅くなっているのでは?
と不安になる方もいると思います。

「スタンフォード式最高の睡眠 西野精治 サンマーク出版」を参考に、夢について解説していきます。

悩みが原因でよく眠れないという方は、悩みを解決する方法を、以下の記事で解説しています。

目次

夢はいつ見るか

深い眠りのノンレム睡眠と浅い睡眠のレム睡眠を約90分おきに繰り返していることをご存じの方も多いでしょう。
では、夢はいつ見るのでしょうか。ノンレム睡眠のとき?レム睡眠のとき?

答えは、夢はノンレム睡眠、レム睡眠の両方で見ます。

毎日夢を見ると眠りが浅いと思っている人は、夢は浅い眠りのレム睡眠のときにしか見ないとどこかで聞いたからでしょう。

 

ふか~く眠っているときにも実は夢を見ていたなんて、衝撃ですね。

覚えている夢はいつ見た夢か

私たちは、睡眠中に見た夢を覚えているのでしょうか。

 起きた時に覚えている夢は、「目が覚める直前」に見ていた夢です。

普通、浅いレム睡眠で目が覚めるため、「レム睡眠=夢を見る」となっていました。しかし、深いレム睡眠中に起こしても、その際に夢を見ていたことが明らかとなったのです。

結局私たちはレム睡眠中に見た夢しか覚えていないんですね~。

辻褄の合わない夢

現実とかけ離れたつじつまの合わない夢をたまに見ることはないでしょうか。恐竜と戦って食べられたかと思ったら空を飛んでいたり、視界だけ世界中を移動したり。

 レム睡眠はストーリーがあって実体験に近い夢で、ノンレム睡眠は、抽象的でつじつまが合わない夢が多いことが分かっています。つまり、辻褄の合わない夢は、ノンレム睡眠中に見た夢である可能性が高いです。

レム睡眠中は、覚醒時のように大脳皮質が活性化しており、見ている夢に関連して大脳の運動野の手足を司る神経細胞が活性化していることが分かっています。脳の中ではさも現実かのように夢の世界を体験しているので、具体的かつ合理的なのです。

ノンレム睡眠中は、脳も寝ているので、夢を見ても大脳の運動野は活性化しません。起きた直後、よく分からない夢を記憶していた場合、ノンレム睡眠中に目覚めた可能性が高いのです。

見ている夢の種類が違うんですね。なんとも奥深い夢の話。。。

夢は多く見た方が良い?

実は、レム睡眠とノンレム睡眠が入れ替わるごとに夢も切り替わっていることが分かっています。つまり、夢は見た回数が多いほど、レム睡眠とノンレム睡眠のスリープサイクルをしっかり回せていることになります。
しかし、起きた時には見た夢をほとんど覚えていないので、自分がどれだけ夢を見たのか分かりません。

良い目覚めの目安としては、覚えている夢が辻褄の合う夢かどうかです。辻褄の合わない夢を覚えていた時は、ノンレム睡眠中に起きた可能性が高いため、理想的なスリープサイクルが乱れている可能性があります。

あくまで目安なので、あまり気にしすぎない方が良いかも。。。

なぜ夢をみるのか

 覚醒直前のレム睡眠中に見る夢は、起きる準備という役割があると考えられています。

定期的にレム睡眠で大脳を活性化させて交感神経を優位にし、目覚めとそこから続く覚醒活動の準備を担っています。

夢にもちゃんと意味があったんですね。

 夢占いのような「夢に好きな人が出てきたときは自分に会いに来た」のようなスピリチュアル的な解釈や自分の思考との関係が、研究で解明されると面白いですね。

見たい夢は見られるのか

結論、残念ながら見たい夢を見ることは出来ないとされています。
色々な方法が試されていたようです。

  • 寝ている人に耳に息を吹きかけたり、冷水を顔に垂らしたりして音や熱の刺激を与え、刺激が夢内容に取り込まれるか。
  • 見たいと思った夢を事前にあげ、実際にその夢を見た確率を求める。

こんなYoutuberがやるようなことが、実際に研究として大まじめに行われてきたなんて、面白いですね。

残念ながら今のところ夢に影響を与えることは出来ていません。
しかしながら、レム睡眠はまだまだ未解明なことが多いため、今後「見たい夢を見られる」まさに「夢のような」方法が見つかるかもしれません。

まとめ

多くの人が一度は考えたことのある「夢」について解説しました。
 睡眠中に夢を見るのは当たり前であり、眠りの深さとは関係ないことが分かっています。
 夢は覚醒の準備と考えられています。また、見たい夢を見ることは現状できません。
まだまだ未解明の部分が多く、これからの研究に目が離せませんね。

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