人付き合いが上手い人の聞くテクニック:話す内容が思いつかない時の対処法

うまい人付き合い

「自分から話すのが面倒だ・・・」
「職場の人と話すことが思いつかない・・・」
「でも話すのがもっとうまくなって人に好かれたい・・・」

 こういった悩みを抱いていませんか?

 トークで笑いを取るお笑い芸人に憧れて話す練習をしたり、エピソードをメモしたりした経験はありませんか?
 しかし、人付き合いに必要なのは”話す”ことではなく、”聞く”ことだったのです。

 本記事では、人付き合いが上手い人が無意識にやっている聞くテクニックを紹介します。この記事を読むことにより、人付き合いの本質と聞くことの重要性を理解することができます。そして、うまく話さなきゃという気負いがなくなり、人付き合いがうまくできるようになります。

 参考書籍は、永松茂久著「人は話し方が9割」です。

 本記事の内容を実践すれば、あなたも今より人に好かれるようになれるでしょう。

 職場のおばさんとの人間関係を良くする方法は、以下の記事で解説しています。

目次

人付き合いの重要性

周りの助けにより成功する

 世の中には、能力が高いのになぜか周りから好かれずに芽が出ない人がいます。一方で、たいした能力がないのに、多くの周りの助けにより、成功する人もいます。

 一人で出来ることは限られているので、何かを達成するためには周りの人たちの協力が必要です。3人寄れば文殊の知恵と言われるように、一人で悶々と考えるよりも、知恵を借りることは成果を出す上で重要です。これらの協力を最大限引き出すための根底にあるのが、人付き合いです。人付き合いが良好であると、協力を得やすく、結果、成功しやすくなります。

ストレスが減る

 また、悩みの9割は人間関係と言われています。アドラー心理学では、悩みは”すべて”人間関係からくるものだとも言われています。皆さんも「あの人から嫌われている気がする・・・」「うまく輪に溶け込めなかった・・・」などと悩んだ経験はおありだと思います。

 人付き合いが良好であると、人間関係の悩みは激減し、人生が豊かになります。

人付き合いの基本原則

 人付き合いを良好にするための3大原則があります。

自分が一番大切

人は誰もが自分のことが一番大切であり、自分に一番興味がある生き物である

人は話し方が9割|永松茂久

です。

 想像してみて下さい。
 みんなで写った集合写真で真っ先に見るのは何でしょうか?
 そうです。自分の顔です。皆、自分の写りが気になるのです。

 つまり、自分に一番興味がある「相手自身」のことを主役にすれば、自然に相手はノってきます。もう相手の興味がある話を探る必要はありません。一番興味がある話は、「自分自身」の話なのですから。

自分のことを分かってほしい

本来、誰もが自分のことを認めてほしいし、自分のことをわかってほしいと熱望している

人は話し方が9割|永松茂久

です。

 これは、承認欲求と呼ばれるものです。承認欲求とは、人との関わりの中で評価されることや尊重されることを求めることです。最近若者がSNS時代で承認欲求が過剰に増幅していることが、社会問題になっているくらい強い欲求です。

 承認欲求は、これだけ強力な欲求であれがゆえに、様々な心の悩みを引き起こすこともあり、承認欲と上手に付き合うことが、心の悩みを解消する鍵となります。承認欲求との付き合い方は、以下の記事で解説しています。

自分を分かってくれる人のことを好きになる

人は自分のことをわかってくれる人のことを好きになる

人は話し方が9割|永松茂久

です。

 これは皆さんも経験があると思います。自分の内面を言い当てられたら相手のことを信用しやすくなります。これは占い師が相手に信じてもらうために使っている原則でもあります。コールドリーディングという何気ない会話の中から相手のことを言い当てて信用してもらうテクニックです。恋愛でも私のことを一番分かってくれるから好きになったという話はよく聞く話ですね。

人付き合いが上手い人は相手の話を”聞く”

 人は誰しもが自分の気持ちを分かってほしい。自分の話を聞いてほしいという欲求があります。そうすると、自分の話を聞いてくれる人のことを大切に思うようになります。

 そうです。人付き合いが上手い人は、相手の話を熱心に”聞いて”いるのです。

 あなたは、周りの人の話を、興味を持って聞いていますか?

 自分はこの言葉にハっとさせられました。相手の話が終わったらリアクションするでもなくすぐに自分の話を始めてしまっていたことに気づきました。逆に自分が話しているときに興味なさそうに下を向いていたり、違う話を振ったりされて気分が悪くなったこともあります。相手の話に関心を寄せて聞くというのは思っているより難しく、意識しないとできないことです。
 人付き合いが上手い人は、相手の話を楽しそうに、大きなリアクションで聞いています。あなたの周りにいる好かれている人はリアクション上手じゃないでしょうか?

 でもリアクションとかどうしたらいいか分からないし・・・という方。大丈夫です。次に”聞く”テクニックを紹介します。

効果的な聞くテクニック

 相手の話を熱心に“聞く”ためにテクニックがあります。

 いかに自分が関心を寄せているかを相手に伝えることが大事です。その方法は、「拡張話法」というテクニックです。
 感嘆→反復→共感→称賛→質問の順番に相手の話にリアクションします。

感嘆

 感嘆は、へー!ほー!そうなんだ!!みたいなリアクションのことで、自分が相手の話に感銘を受けたことを伝えることが出来ます。これは、自分が思っている×10倍の感情を込めることが著者により提唱されています。

反復

 反復は、相手の話を繰り返すことです。例えば、「私、昨日サウナに行ってね。」→「おお!!サウナに行ったんですね!」のようなやりとりです。反復することで、相手は分かってくれたと思って、次の話を続けやすくなります。

共感

 共感は、相手の話に感情を込めて理解を示すことです。「わかります」「大変でしたね。」など、相手の感情に寄り添う表現です。

称賛

 称賛は、相手を褒めることです。「素敵!」「すごい!」「さすがだね!」などです。感嘆と同じように、こちらも普段の×10倍の感情を乗せましょう。

質問

 質問は、相手の話を中心に展開させていくために聞きます。「それでどうなったの?」や「それ大丈夫だったの?」など、質問を入れることで相手はどんどんノって話しやすくなります。

 “聞く”テクニックを実践することで間違いなくあなたは周りの人から今よりも好かれるようになります。

話す内容に困ったときの鉄板話題3選

 それでも何か話さなくてはならいない場面もあるでしょう。その時に使える誰とでも会話が続く鉄板の話題を3つ紹介します。

食べ物

 1つは、食べ物です。

 食べることは人間の3大欲求の1つであり、誰しも興味があり話が広がりやすいです。個人的におすすめなのは、「○○でおすすめの店知りませんか?」です。○○は、出張先であれば、ご当地のグルメを話題にしてもいいですし、自分の好きなものを入れてもいいです。聞いた理由は、今度友達と行く店を探してて・・・などと言えば自然に会話が続きます。

出身地

 2つ目は、出身地です。

 もし相手と同郷であれば盛り上がること間違いなしですし、行ったことがある土地であれば、自分が行ったときの体験談で話は続きます。ゆかりのない土地であっても、「○○が有名ですよね。」「○○が美味しいところですよね。小さい頃、良く食べられたんですか?」などと会話が続きます。きっかけさえ作ってしまえば、後は「拡張話法」で相手に話してもらうように聞く側に徹します。特に、同郷であれば一気に距離が縮むのでおすすめです。

天気、気温

 3つ目は、天気、気温です。

 最後に全く話すことが思いつかない。真っ白の時に場繋ぎとして使えるのが天気、気温の話です。暑い、寒い、外が雨、風が強い、心地よい天気などは今まさに共通で体験していることなので、共感が得られやすいです。特に、夏場や冬場、季節の変わり目は、衣替えなど服装の話や洗濯物が乾かないなどの体験談に繋げると良いでしょう。話すことが全く思いつかない時におすすめです。

苦手な人とは話さなくて大丈夫

 自分が心を開いている友人や家族とはうまく話せるんだけど、苦手な人の前だと途端に話せなくなる…という人は多いものです。

 しかし、苦手な人とは無理に話す必要はないのです。なぜならあなたが話しにくいと感じている相手が、あなたと話したいと思っている可能性は高くないからです。また、苦手なことは、相手にもそれなりに伝わりますし、苦手な人と話していると、余計話すことに苦手意識がついてしまいます。

 「沈黙は悪いことではない」です。親しい間柄で沈黙を気まずいと感じたことはないはずです。苦手な人とは最低限挨拶だけして、出来るだけニコニコしていれば悪い印象を持たれることはありません

まとめ

 人付き合いが上手い人がやっている”聞く”テクニックを紹介しました。人は自分に一番興味があり、認めて欲しいと切に願っています。そして、自分を認めてくれる人を好きになります。相手を理解し、自分の話を聞いてくれる人はその人にとって価値が高く、逆に自分の話に無関心な人は避けられます。
 人付き合いを良くするためには、決してうまく話そうとするのではなく、よく”聞く”ことで達成できます。そうすれば、話すのが苦手な人でも人付き合いがうまくできます。

 参考にした書籍は「人は話し方が9割」という書籍です。本記事で紹介したことは一部ですので、ぜひ手にとって読んでみてください。

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